建設ロボット導入ガイド|費用・補助金・機種の選び方

Smartmart編集部 2026-06-12 更新

建設業の就業者は477万人まで減り、55歳以上が36.7%と高齢化が深刻です。国交省はi-Construction 2.0で2040年までに省人化3割を目標に。四足歩行ロボット等による点検・測量・記録の導入を、費用・補助金・機種まで実価格つきで解説します。

建設現場の課題とロボットで解決できること

建設業は就業者の減少と高齢化が著しく、担い手不足が深刻な業界です。国土交通省の白書によると、2024年の建設業就業者数は477万人でピーク(1997年・685万人)の約7割まで減少。55歳以上が36.7%と全産業(32.4%)より高く、29歳以下は11.7%と全産業(16.9%)を下回り、高齢化と若年層の入職減が同時に進んでいます(出典:国土交通省)。

この課題に対し、国土交通省はi-Construction 2.0を推進し、「施工」「データ連携」「施工管理」の3つのオートメーション化によって2040年までに建設現場の省人化3割を目指しています。現場では次のようなロボットの活用が進んでいます。

  • 四足歩行ロボット:現場の巡回点検、3Dスキャン・測量、危険箇所の遠隔確認
  • 墨出し・測量ロボット:図面に基づく墨出しや出来形計測を自動化
  • 運搬・施工支援ロボット:資材運搬や反復作業の負担を軽減
  • 遠隔・自動施工:建設機械の遠隔操作・自動化(2024年度は国交省発注工事21件で遠隔施工が実践)

とくに四足歩行ロボットは、人が立ち入りにくい狭所・高所・危険箇所の点検や、定点での進捗記録に活用が広がっています。

建設現場で導入されている主なロボット(価格目安)

建設現場では、巡回点検・測量・記録を担う四足歩行ロボットの導入が進んでいます。Smartmartで取り扱いのある代表機種とレンタル参考価格は次のとおりです(税別・参考価格。正確な料金はお問い合わせください)。

機種主な用途レンタル月額(目安)スポット(1日)
Boston Dynamics Spot巡回点検・3Dスキャン・危険箇所の遠隔確認¥808,700/月〜¥40,400/日〜
Unitree B2重量物搬送対応の四足・現場巡回・点検¥456,500/月〜¥22,800/日〜
Unitree Go1現場巡回・進捗記録(小型四足)¥62,600/月〜¥3,100/日〜
Unitree G1ヒューマノイドによる作業実証・点検¥792,000/月〜¥34,800/日〜

大型の墨出しロボット・遠隔施工システムなどは現場ごとの個別設計になるため、お問い合わせから個別にご提案します。点検・測量・記録用途の四足歩行ロボットは、まず短期レンタルで現場の地形・運用に合うかを試せます。各機種の詳細・空き状況は商品ページからご確認ください。

導入形態の選び方(レンタル→リース→中古)

建設用ロボットは高額な機種が多いため、まず現場で短期レンタルし、自社の現場条件(地形・通信環境・運用体制)に合うかを確認するのが安全です。

  1. レンタルで試す:1現場・1工期分をレンタルで導入し、点検・測量の精度や省力効果を検証する
  2. リースで本格導入:複数現場で常用するならリースで月額を平準化して導入する
  3. 中古で増設:台数を増やす際は中古販売でコストを抑える

工期に合わせた日額・週額レンタル(Spotは1日¥40,400〜、Go1は1日¥3,100〜)も可能なため、特定工程だけスポットで使う運用にも対応できます。

費用モデルケース

「橋梁・トンネル等の点検や、現場の進捗記録を四足歩行ロボットで行いたい」というケースの費用感です(Smartmart掲載の参考レンタル価格・税別)。

例:四足歩行ロボットを工期に合わせて導入

  • 小型のUnitree Go1で進捗記録 = 1日¥3,100〜/月額¥62,600(長期プランで月額¥50,000)
  • 高機能なSpotで点検・3Dスキャン = 1日¥40,400〜/月額¥808,700

※税別・参考価格。正確な料金はレンタル無料見積もりから。

用途(記録だけか、本格的な点検・スキャンか)によって最適な機種は大きく変わります。まずは目的を絞り、短期レンタルで現場適性を確認することをおすすめします。

建設ロボット導入に使える補助金・支援

建設業の省力化・効率化に向け、国は複数の支援策を用意しています。

  • 中小企業省力化投資補助金(中小企業庁):現場の作業を省力化する設備・ロボットが対象になり得ます。個別仕様は「一般型」(最大1億円)、カタログ製品は「カタログ注文型」(上限1,500万円)。
  • i-Construction 2.0関連の支援(国土交通省):建設機械・ロボット等の大型製品に加え、ウェアラブルカメラ・ウェブカメラ等の小型製品の活用促進にも財政支援が実施される方向です。
  • ものづくり補助金等:生産性向上を目的とした設備投資に活用できる場合があります。

補助対象・補助率・公募時期は毎年変わります。最新の公募要領を必ずご確認ください。建設業で使える補助金の最新情報はフィジカルAI補助金ナビでもご確認いただけます。

導入後の保守・点検・保険

建設現場のロボットは、粉塵・振動・屋外環境という過酷な条件で稼働します。安定運用には定期点検と迅速な修理が欠かせません。Smartmartは導入後の修理・メンテナンスにも対応しています。レンタル・リース契約では保証が付帯する場合があります。

屋外作業や高所での運用では、機体の破損・落下・対人事故のリスクに備えるロボット保険のご検討をおすすめします。レンタルでは回収不能リスクの扱いを事前にご確認ください。

よくある質問

A
用途と機種で大きく異なります。小型の四足歩行ロボット(Unitree Go1)は1日¥3,100〜・月額¥62,600、点検・3Dスキャン対応のBoston Dynamics Spotは1日¥40,400〜・月額¥808,700が参考価格です(税別)。工期に合わせた日額・週額レンタルも可能なため、特定工程だけスポットで使うこともできます。
A
あります。現場の省力化設備・ロボットは中小企業省力化投資補助金(一般型 最大1億円/カタログ注文型 上限1,500万円)の対象になり得ます。国土交通省のi-Construction 2.0関連では、ロボット等の大型製品に加えウェアラブルカメラ等の小型製品の活用にも財政支援が実施される方向です。公募時期・補助率は毎年変わるため最新要領をご確認ください。
A
橋梁・トンネル・プラント等の巡回点検、現場の進捗記録、3Dスキャンによる出来形計測、人が立ち入りにくい狭所・高所・危険箇所の遠隔確認などに活用されています。国土交通省はi-Construction 2.0で2040年までに建設現場の省人化3割を目標に掲げており、こうしたロボットの活用が進んでいます。
A
試せます。Smartmartは1日からのレンタルに対応しているため、まず1現場・1工期分をレンタルし、現場の地形・通信環境・運用体制に合うかを検証してから、リースや購入で本格導入する進め方をおすすめしています。合わなければ返却でき、初期投資のリスクを抑えられます。
A
屋外・高所での運用は機体の破損・落下・対人事故のリスクがあるため、ロボット保険のご検討をおすすめします。Smartmartではロボット保険のご案内と導入後の修理・点検に対応しています。レンタルの場合は回収不能リスクの扱い(業界標準では補償対象外のことが多い)を契約前にご確認ください。

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