ロボットリースとは?レンタル・購入との違い

ロボットリースは、リース会社がロボットを購入し、企業が月額固定料金で一定期間(通常2〜5年)利用する契約です。購入やレンタルと比較して、初期費用ゼロ・経費処理が可能・最新機種への更新が容易といった特徴があります。

ロボット導入の3つの方法を比較

項目 リース レンタル 購入
初期費用 なし(0円) 低い(配送費のみ) 高い(数百万〜数千万円)
契約期間 2〜5年(固定) 1日〜数ヶ月(柔軟) なし(永続利用)
月額コスト 低い(長期分割) 高い(短期集中) なし(償却後)
経費処理 全額経費計上可 全額経費計上可 減価償却が必要
資産計上 不要(オフバランス) 不要 必要
固定資産税 不要 不要 必要
メンテナンス 別途契約 込み(レンタル会社負担) 自社負担
途中解約 違約金あり 柔軟に対応 -
期間満了後 再リース/買取/返却 返却のみ 自社所有
おすすめ利用期間 1年〜5年 1日〜1年 5年以上

リースの種類

種類 特徴 期間満了後 適したケース
ファイナンスリース 物件価格+手数料を全額回収
中途解約不可
再リース or 返却 長期利用が確定している場合
オペレーティングリース 残価設定で月額を低減
オフバランス処理可能
返却 or 残価で買取 月額を抑えたい、将来の乗り換えを想定
残価設定型リース 満了時の買取価格を契約時に設定
月額がさらに低減
設定残価で買取 or 返却 購入を視野に入れた導入

リースのメリット

  • 初期費用ゼロ: 数千万円のロボットも月額払いで導入可能
  • 全額経費計上: リース料は損金算入できるため、節税効果あり
  • オフバランス: オペレーティングリースなら資産計上不要で財務指標に影響しない
  • 固定資産税が不要: 所有権はリース会社にあるため、固定資産税がかからない
  • 月額固定で予算管理が容易: 毎月同額の支払いで資金計画が立てやすい
  • 期間満了後に買取可能: 残価設定型なら使い慣れた機体をそのまま購入できる

リースの注意点

  • 途中解約に違約金: ファイナンスリースは原則中途解約不可
  • 総支払額は購入より高い: 手数料・金利分が上乗せされる
  • 信用審査が必要: 法人の場合は決算書類の提出が求められる
  • カスタマイズに制限: リース物件の改造は事前承認が必要な場合がある

リース可能なロボットの種類と月額目安

リース対象として人気の高いロボットカテゴリと、月額リース料の目安をご紹介します。

1. 産業用ロボット(製造業向け)

工場の自動化、溶接、組立、検査などに使用される協働ロボット・多関節ロボット。長期利用が前提のためリースとの相性が良い分野です。

  • 協働ロボット(Cobot): Universal Robots(UR5e、UR10e)、FANUC CR-7iA ― 月額15万円〜40万円
  • 多関節ロボット: ABB IRB 1200、安川電機 Motoman、川崎重工 duAro ― 月額30万円〜80万円
  • リース期間: 3〜5年が主流(2年からも対応)

2. サービスロボット(接客・案内)

商業施設、ホテル、病院などで接客や案内を行うロボット。技術進化が早いためリースで最新機種に乗り換える企業が増えています。

  • Pepper(ソフトバンクロボティクス): 店舗受付、商品案内 ― 月額8万円〜15万円
  • NAO(ソフトバンクロボティクス): 教育、研究開発 ― 月額10万円〜18万円
  • Ameca(Engineered Arts): 展示、プロモーション ― 月額20万円〜40万円
  • リース期間: 2〜3年が主流

3. 配膳・搬送ロボット(飲食・物流)

飲食店の人手不足対策として導入が急増中。リースなら複数台導入のハードルが下がります。

  • Servi(ソフトバンクロボティクス): 飲食店向け配膳 ― 月額5万円〜10万円
  • Relay(Savioke): ホテル向け搬送 ― 月額8万円〜15万円
  • CarriRo(ZMP): 物流倉庫向け搬送 ― 月額10万円〜20万円
  • リース期間: 2〜4年が主流

4. 清掃・警備ロボット

商業施設、オフィスビル、空港などの清掃・警備業務を自動化。24時間稼働でコスト削減効果が高い分野です。

  • 清掃ロボット: Whiz(ソフトバンクロボティクス)― 月額4万円〜8万円
  • 警備ロボット: SQ-2(SEQSENSE)、REBORG-X(ALSOK)― 月額10万円〜25万円
  • リース期間: 3〜5年が主流

5. ヒューマノイドロボット(最先端)

人型ロボットは高額なため、リースでの導入が特に有効です。

  • Tesla Optimus Gen2: 物流・製造支援 ― 月額50万円〜100万円
  • Boston Dynamics Spot: 点検・巡回 ― 月額30万円〜60万円
  • Agility Robotics Digit: 物流倉庫作業 ― 月額40万円〜80万円
  • リース期間: 2〜3年(技術進化が早いため短めが推奨)

ロボットリース会社比較【2026年版】

主要なロボットリース会社の特徴、料金体系、対応カテゴリを比較しました。

会社名 月額目安 リース期間 対応カテゴリ リース種類 特徴
Smart-Mart おすすめ 月額5万円〜 2〜5年 全カテゴリ対応 ファイナンス
残価設定型
残価設定で月額30%OFF
満了後の買取保証あり
オリックス・レンテック 月額10万円〜 2〜7年 産業用特化 ファイナンス
オペレーティング
大手リース会社の信頼性
大型案件に強い
三井住友ファイナンス&リース 月額15万円〜 3〜5年 産業用・物流 ファイナンス 銀行系の安定した審査
大企業向けプラン充実
日本ロボットリース 月額8万円〜 2〜5年 サービスロボット
配膳ロボット
ファイナンス
残価設定型
ロボット専門の審査体制
中小企業に優しい
NEC キャピタルソリューション 月額12万円〜 3〜5年 IT・サービスロボット ファイナンス NECグループのロボットに強い
システム連携対応

比較ポイント

  • Smart-Mart: 残価設定型リースで月額を最大30%抑制。幅広いカテゴリに対応し、期間満了後の買取価格を契約時に確定
  • オリックス・レンテック: 大手ならではの安心感。大型産業用ロボットの実績が豊富
  • 三井住友ファイナンス&リース: 銀行系の審査で大企業向け。グループ企業との連携あり
  • 日本ロボットリース: ロボット専門のため審査が柔軟。中小企業のリース導入実績が豊富
  • NEC キャピタルソリューション: NECグループのロボット・IoTとの連携に強み

ロボットリース費用の見積もり目安

リース料金はロボットの種類、リース期間、残価設定の有無によって変動します。以下は3年リースの一般的な月額目安です。

タイプ別月額リース料テーブル(3年契約の場合)

ロボットタイプ 本体価格目安 月額(ファイナンス) 月額(残価設定型) 備考
産業用(協働) 500万円〜1,500万円 15万円〜45万円 10万円〜30万円 設置費・プログラミング別途
産業用(多関節) 1,000万円〜3,000万円 30万円〜90万円 20万円〜60万円 5年契約で月額20%減
Pepper 200万円〜300万円 6万円〜10万円 5万円〜8万円 アプリ開発費別途
配膳ロボット 150万円〜400万円 5万円〜12万円 3万円〜8万円 マッピング初期設定別途
清掃ロボット 100万円〜300万円 3万円〜10万円 2万円〜7万円 消耗品は別途実費
警備ロボット 300万円〜800万円 10万円〜25万円 7万円〜18万円 遠隔監視料込みプランあり
ヒューマノイド 1,500万円〜5,000万円 45万円〜150万円 30万円〜100万円 保守契約必須

リース料金の計算方法

リース料金は以下の要素で決まります。

  • 物件価格: ロボット本体価格(配送・設置費を含む場合あり)
  • リース期間: 長いほど月額は低くなるが、総支払額は増加
  • リース料率: 一般的に月額1.5%〜3.0%(審査結果により変動)
  • 残価設定: 満了時の想定価値を差し引くことで月額を低減
  • 保険・保守: 動産総合保険や保守契約を含む場合は加算

見積もり例: 協働ロボット(UR5e)3年リース

本体価格: 800万円 / リース料率: 月額2.5% / 残価設定: 20%(160万円)

  • ファイナンスリース: 月額 約20万円(総額 約720万円 + 手数料)
  • 残価設定型リース: 月額 約16万円(総額 約576万円 + 手数料)※満了時に160万円で買取 or 返却

Smart-Martでは、無料で個別見積もりを承っています。

ロボットリースの税務・会計メリット

ロボットリースは購入と比較して、税務・会計面で大きなメリットがあります。

全額経費計上

リース料は全額が損金算入可能。購入の場合の減価償却(5〜10年)と比べ、早期の費用計上ができます。

オフバランス処理

オペレーティングリースならバランスシートに計上不要。自己資本比率やROAなどの財務指標に影響しません。

固定資産税が不要

リース物件の所有権はリース会社にあるため、固定資産税の申告・納付が不要です。

資金繰りの改善

まとまった初期投資が不要で、月額固定の支払いで資金計画が立てやすくなります。銀行借入枠を温存できます。

購入 vs リース 税務比較(産業用ロボット1,000万円の場合)

項目 購入 リース(3年)
初年度の経費計上額 約167万円(6年定額償却) 約360万円(月額30万円×12ヶ月)
固定資産税(年額) 約14万円 0円
資産計上 必要 不要(オペレーティング)
初年度の資金流出 1,000万円 360万円

ロボットリースの選び方ガイド

失敗しないロボットリースのために、以下のポイントを確認しましょう。

1. リース種類を選ぶ

長期利用ならファイナンスリース、月額を抑えたいなら残価設定型、オフバランスが必要ならオペレーティングリースが適しています。

2. リース期間を検討

技術進化の早い分野(サービスロボット等)は2〜3年、安定した産業用は3〜5年が一般的。期間が長いほど月額は低下します。

3. 残価設定の有無を確認

残価設定型は月額が20〜30%低くなりますが、満了時に買取 or 返却の判断が必要。返却時の状態条件も確認しましょう。

4. 保守・メンテナンス契約

リースは保守が別契約になる場合が多い。保守込みリースや、リース会社提携の保守サービスを確認しましょう。

5. 途中解約の条件

ファイナンスリースは原則解約不可。技術の陳腐化リスクを考慮し、期間設定と機種変更オプションを確認しましょう。

6. 審査条件を事前確認

決算書類(2〜3期分)の準備が必要。設立間もない企業や個人事業主は、審査が柔軟なリース会社を選びましょう。

チェックリスト

  • ☐ ファイナンス / オペレーティング / 残価設定型のどれが自社に合うか確認
  • ☐ リース期間とロボットの技術ライフサイクルが合っているか
  • ☐ 月額リース料が予算内か(保守・保険込みの総額で比較)
  • ☐ 保守契約の内容(定期点検、故障対応、消耗品)を確認
  • ☐ 動産総合保険の加入条件を確認
  • ☐ 途中解約の違約金条件を確認
  • ☐ 期間満了後の選択肢(再リース、買取、返却)を確認
  • ☐ 審査に必要な書類を準備(決算書、事業計画書等)

ロボットリース導入事例

事例1: 精密機器メーカーA社(協働ロボット導入)

課題: 検査工程の自動化が急務だが、設備投資予算が限られている。購入には取締役会の承認が必要で時間がかかる。

導入: Universal Robots UR5e × 4台(残価設定型リース、3年契約)

月額: 4台合計 月額48万円(1台あたり12万円。購入の場合は4台で3,200万円)

結果: 検査工程の自動化で不良率が0.5%→0.1%に改善。年間の品質コスト削減効果は約800万円。リース料を大幅に上回るROIを実現。3年後に残価(640万円)で買取を予定。

事例2: 大手飲食チェーンB社(配膳ロボット100台導入)

課題: 全国50店舗で深刻な人手不足。一括購入は数億円規模の投資になり現実的でない。

導入: 配膳ロボット100台(ファイナンスリース、4年契約)

月額: 100台合計 月額500万円(1台あたり5万円)

結果: 各店舗でホールスタッフ1名分の業務を代替。人件費削減効果は月額1,500万円以上。リース料の3倍のコスト削減を実現。リース料は全額経費計上し、税務メリットも享受。

事例3: 商業施設運営C社(清掃・警備ロボット導入)

課題: 夜間の清掃・警備コストが増加。人件費高騰で外注費が年々上昇。

導入: 清掃ロボット3台 + 警備ロボット2台(オペレーティングリース、3年契約)

月額: 5台合計 月額45万円

結果: 夜間の清掃・警備を完全自動化。外注費 月額120万円を削減。オフバランス処理により財務指標にも影響なし。3年後は最新機種への乗り換えを検討中。

よくある質問(FAQ)

Q1. ロボットリースの料金相場はいくらですか?
A. 産業用ロボットは月額15万円〜80万円、サービスロボット(Pepper等)は月額8万円〜25万円、配膳ロボットは月額5万円〜15万円が一般的です。リース期間が長いほど月額は低くなります。
Q2. リースとレンタルの違いは何ですか?
A. リースは2〜5年の中長期契約で月額が低く、資産計上不要(オフバランス)。レンタルは1日〜数ヶ月の短期利用で柔軟性が高いが月額は高め。リースは途中解約に違約金が発生する場合があります。
Q3. リース期間満了後のロボットはどうなりますか?
A. リース期間満了後は、再リース(月額大幅割引)、買取(残価での購入)、返却の3つの選択肢があります。Smart-Martでは残価設定型リースにより、満了後の買取価格を契約時に確定できます。
Q4. リースの税務上のメリットは?
A. リース料は全額経費計上が可能で、減価償却の計算が不要です。オペレーティングリースの場合はオフバランス処理が可能で、バランスシートに影響を与えません。また、固定資産税も不要です。
Q5. リース審査はありますか?
A. はい、リース契約には信用審査があります。法人の場合は決算書類(2〜3期分)、個人事業主の場合は確定申告書の提出が必要です。審査期間は通常3〜5営業日です。
Q6. 途中で機種変更はできますか?
A. Smart-Martでは、契約期間の半分を経過した時点で機種変更プランをご利用いただけます。残リース料の清算と新規リース契約の締結により、最新機種への乗り換えが可能です。
Q7. メンテナンスはリース料に含まれますか?
A. 基本的にリース料にメンテナンスは含まれません。ただし、Smart-Martでは保守込みリースプランもご用意しており、月額に定期点検・修理対応を含めることが可能です。
Q8. 設立間もない法人でもリースは利用できますか?
A. 設立3年未満の法人の場合、審査基準が厳しくなる傾向があります。事業計画書の提出や代表者の連帯保証が求められる場合があります。Smart-Martでは、スタートアップ向けの柔軟な審査プランもご用意しています。

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